RISが考える都市型マルシェとは
What is “Urban type marché”?
「Marché」というのはフランス語で「市場」という意味です。産直の野菜や果物を生産者が直接販売しているため安く手に入る、生産者の想いや背景を知ることで安心感や食に対する興味が深まるといった魅力があります。
さて、「地方型マルシェ」と「都市型マルシェ」の違いとは何でしょうか。地方においてはマルシェよりも直売所に生産者が野菜や果物を持ち寄り、そこが「市場」となっていることが多い印象です。
一方、都市型マルシェは、地方の生産者が都内まで進出して出店するというようなある意味イベント的な要素も含まれています。
実際、「都市型マルシェ」ときくと大規模商業施設やイベントスペースなどでのイベントをイメージされる方も多いのではないでしょうか。しかし、マルシェというものは本来イベントではなく日常的で、もっと身近なものであるべきだと思っています。
RISが手掛けるマルシェは、高層マンションに囲まれた公園や公開空地であることが多く、“地域密着”「都市型マルシェ」として定着するように頑張っています。
また、マルシェに対して、「オーガニック・無農薬・値段が高そう・どうやって調理したらよいかわからない野菜が売ってそう」といったイメージを持っている方も多いと思いますが、そういったものばかりではなく、市場には流通しない規格外品やお得意さま向けの裏メニューのようなものが手に入ったりして、どこか嬉しくなるとともに、食に対する関心も自然と高まっていくような食育の場でもあります。
この食育というのはお客に対してだけではなく、生産者もエンドユーザーと繋がることで、「どうやって自分の作ったものの魅力を伝えられるだろうか。」という課題を解決する気づきの場にもなります。